インターネット回線の種類と特徴について。


インターネット回線にどんな種類があるのかお探しですね。

そんな方には本記事が役に立つでしょう。

本記事ではインターネット回線全5種類を取り上げ、その特徴やお互いの違いなどを明らかにしています。

インターネット回線の種類ごとの速度やメリット・デメリットを知りたいという方には必見の記事です。

それではさっそく、インターネット回線にはどんな種類があるか見ていきましょう。

主なインターネット回線は5種類

“主に”インターネット回線には以下の5種類があります。

インターネット回線名 光回線 WiMAX* 携帯電話回線 ケーブルテレビ回線 ADSL
通信速度 1000Mbps 876Mbps 100〜200Mbps 360Mbps 50Mbps
・auひかり
・NURO光
・フレッツ光
・UQWiMAX
・BroadWiMAX
・au
・Softbank
・docomo
J:COM

*WiMAXとは一般的にはポケットWi-fiとおなじで持ち運べるルーター(モバイルルーター)のことを指します。

インターネット回線は2種類に分けることができます。

電波を利用したインターネット回線(=モバイル回線)
②物理的なケーブルを利用したインターネット回線(=固定回線)

モバイル回線には、携帯電話回線(3G、4G、LTE)WiMAXなどの種類があります。

固定回線はADSLケーブルテレビ回線光回線などの種類があります。

もちろんモバイル回線と固定回線にはそれぞれにメリットやデメリットがあります。

モバイル回線と固定回線のメリット・デメリット

モバイル回線と固定回線のメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

モバイル回線 固定回線
メリット デメリット メリット デメリット
家の中でも外出先でも利用できる
・引越し先でも継続利用できる
・工事が不要
通信制限がある
・障害物に弱い
・場所によって通信速度が変わる
通信速度が安定している
・通信制限がない
・速度がでやすい
・家の中だけ
・引っ越したら再度工事
工事が必要

この特徴を踏まえると、おすすめのインターネット回線は

・引っ越しが多い人
・旅行が多い人
・比較的少ない人数でインターネットを利用する人
・市街地や都市部に住んでいる人
モバイル回線
・オンラインゲームをする人
・動画をよく見る人
・大勢でインターネット使う人
固定回線

となります。

ただモバイル回線には携帯電話回線やWiMAXがありますし、固定回線には光回線、ADSL、ケーブルテレビ回線などの複数の種類があります。

そこで、次にそれぞれのインターネット回線の特徴を見ていきましょう

携帯電話回線とWiMAXについて

携帯電話回線とWiMAXの特徴について解説しています。

同じインターネット回線でも種類によってその特徴はかなり異なります。

携帯電話回線とは

携帯電話回線とはその名の通り携帯電話の電波(4G、LTEなど)を利用したインターネット回線です。

主にau、softbank、docomoが提供する(4G、LTEなど)を利用したインターネット回線で、スマホやケータイで利用されています。

携帯電話回線(3G、4G、LTE)は歴史が古くこれまでにインフラが整備されてきました。

そのため、大きなビルなどの建物に遮られても電波が届くように基地局の整備がされてきたため、今では「つながりにくさ」を感じることはほとんどないインターネット回線です。

モバイル回線の中では最も通信可能エリアは広いです。

WiMAXとは

WiMAXとは一般的にはUQコミュニケーションズが提供するモバイルルーターのことを指しますが、厳密には、WiMAXとは4GやLTEと同じインターネット回線です。

今ではWiMAXより繋がりやすくなったWiMAX2+が利用されています。

しかし、WiMAXはまだ歴史が浅くインフラの整備が携帯電話回線ほど整っておらず、WiMAXの進化版のWiMAX2+と携帯電話回線(4G・LTE)の両方を用いてインターネット接続を提供したりしています

携帯電話回線とWiMAXのメリット・デメリット

携帯電話回線とWiMAXのメリット・デメリットを簡単にまとめると以下のようになります。

携帯電話回線 WiMAX
メリット デメリット メリット デメリット
人口カバー率がほぼ100%
・WiMAXよりエリアが広い
・モバイル回線なら通信の安定性がピカイチ
通信制限がある
・最高速度が100Mbps~200Mbps(十分ですが…)
通信制限がないプランがある
最高速度が867Mbps
・障害物に弱い
・山間部では利用できない
・人口カバー率95%(十分ですが…)

WiMAXについてはその最高速度の速さと通信制限がない点から光回線の代わりのインターネット回線として用いられたりします。

WiMAXについて詳しく知りたい方は【Wimaxとは何?メリット・デメリットについて。 】をご覧ください。

光回線とケーブルテレビ回線とADSLの特徴

光回線、ケーブルテレビ回線、ADSLのそれぞれの種類の特徴について解説します。

同じ固定回線でも種類によってかなり変わってきます。

光回線とは

光回線とは、今主流のインターネット回線で最速を誇ります。

光回線はガラスや樹脂などで作られた光ファイバーに光(信号)を反射させることで、情報を伝えています。

送信される情報は0か1に単純化されるので、光信号の場合は光のアリ/ナシで区別できます。

このように、情報が光の速さで送られるため高速かつ電磁波の影響を受けないという特徴があります。

ケーブルテレビ回線(CATV)とは

ケーブルテレビ回線とは、通常ならテレビを見るための回線ですが、同じ回線でインターネット接続もできるように実現したものです。

基本的にはケーブルテレビ会社が提供しているインターネット回線です。

ADSLとは

ADSLとはひと昔前のインターネット回線で、電話回線をインターネット回線として利用することができるものです。

つまり、NTTの固定電話回線さえあれば新しいインターネット回線の引き込み工事をする必要がなくインターネットを利用できます。

電話回線には電気を流すことで情報を送受信しています。

そのため、回線周りの環境のノイズの影響を受けやすく距離が伸びると通信速度が落ちる特徴があります。

メリット・デメリットを比較

固定回線のメリット・デメリットは以下のようになります。

光回線 ケーブルテレビ回線 ADSL
メリット とにかく速い
電磁波の影響を受けない
通信の安定性が最も高い
・テレビ、電話も光回線で利用できる
ネット・テレビ・電話も利用できる 月額料金が安い
・導入可能エリアが広い
デメリット 月額料金が高い
工事が1〜2ヶ月かかる
・通信速度が遅い
・月額料金が安くない
・通信速度が遅い

インターネットを快適に利用するなら光回線一択です。

月額料金が光回線より安いインターネット回線を利用したいならWiMAXがおすすめです。

光回線やWiMAXのおすすめは下記の記事でご紹介しています。

WiMAXのおすすめ:【WiMAXはどれがおすすめ?徹底比較!目的別にご紹介。】
光回線のおすすめ:【光回線のおすすめ。安い乗り換えるべきプロバイダーは?】

インターネット回線の種類まとめ。

インターネット回線には主に5種類あることをご説明しました。

インターネット回線には①光回線②ケーブルテレビ回線③ADSL④携帯電話回線⑤WiMAXの5種類があります。

①〜③までは固定回線と呼ばれていて物理的なケーブルを利用したインターネット回線です。

④、⑤はモバイル回線と呼ばれていて電波を利用したインターネット回線です。

この5種類のインターネット回線にはそれぞれにメリットがありますが、今では①光回線と⑤WiMAXにするメリットは非常に多いです。

今からインターネット回線を契約するなら光回線やWiMAXがおすすめです。